それから俺はお姉さんのことが大好きになった
白くて細い指がしなやかに線を描いていく流れが好きだった
周りの一切を見ない真剣な目と、それが向いてくれた瞬間が好きだった

お姉さんが大阪に行ったときは悲しかった
時折帰ってきて挨拶しに来てくれる時は、何をおいても会いに行った

中一の正月に、彼女ができたって報告した
どこがどう話が転んだのかエッチの練習をさせてくれることになった

ゴムをつけるのを手伝ってもらって、教えてもらいながらなんとか初体験
一歩進んだんだって思った
でも何もさせてくれない彼女とは結局わかれた
お姉さんは今度ほかの人と結婚する
ぴえん