「妻ちゃん・・・・どこまで話してるの?」「全部だよ」
「あのさ、整理するけど、全部?ホント?いいんだっけ?」
そう言って妻の顔を覗き込む友人。
「あのさ、高校の時付き合ってたじゃん俺たち。それは俺くん知ってるよね?」「当たり前じゃない。だってあなたと別れたのを知ってあの人告ってきたんだから」
「卒業して少し経ってから別れたんだよな?遠恋が嫌だとかなんとか」「そう、私、絶対無理だと思ったから。でもあの人も同じだったから、円満に別れた感じだよ」
「そのあと妻ちゃん、何人かと付き合ったよね?それも俺くん知ってる?」「まあ、うん」
「10人くらいだっけ?」「馬鹿じゃないの、そんなに付き合ってないっての」
「じゃあ結婚する前、俺と付き合ってたってのは?」「だからそれは言ってないって」
ここで心臓が爆鳴りした。社会人になってから友人と付き合いがあったなんて、俺は聞いていない。