>>167
(続き)
あれから俺の魂は…地獄なのか、天国なのか、言葉では言い表せない様々な感情の渦にただ無抵抗に呑み込まれては吐き出されは上昇し、落とされ、幾度となくそれを繰り返し真っ白い…そう、白?いや、暖かく明るい光の中に置かれた。
「…今…だ…」遠くで声がする
「誰?」
「さあ、もうすぐだ!」
「え?」
「お母さん!産まれますよ!」
「俺のこと?!!!!」
(続く)