まさかのパンツ一枚。2、3歩すすんだとこで俺の存在に気づき、ひょあうぇ!みたいな声を出して洗面所に戻っていった。
お母さんが俺にごめんねと声をかけ、洗面所に入ると二人の言い合いが聞こえた。
なんで俺君がいるの!とか、そんな恰好で出てくるのが悪い!とか、待ってくれてるんだから早く行きなさい!みたいな。
先にお母さんが、少しあとに服を着たその子が出てきた。お母さんに、謝りなさい!と促され、ごめんと謝られた。

翌日は普通に登校してきた。
その子を見るのも気まずかったのだが、向こうから話しかけてきた。
きのうのことは誰にも言わないでと。二人だけの秘密ができたのがうれしかったのと、弱みを握ったような、優越感のようなものを感じた。

あのときの光景はいまでもはっきりと覚えてる。揺れるおっぱい、その形、乳首の色、パンツの柄、ちなみに白黒のボーダー柄だった。

あとから聞いたが、頭を洗ってるときに母親に声をかけられたが、何を言ってるのかわからず、早く出なさいだけ分かったらしい。
用があるんだとおもって急いでそのまま出た。椅子に座ってたのは弟だとおもったんだと。