近所のおっちゃんと、よく将棋を指してた。おっちゃんの家には子供が居なくて、ずいぶんとオレは可愛がってもらってた。
おっちゃんは大工か何かをやってて、強面だけどオレは最初から、少しも怖くなかった。おばちゃんはいつもニコニコしてて丸々と太ってた。
それが、急におっちゃんが亡くなった。何が何やら分からないうちに、おっちゃんは骨になって。
オレは子供ながらに、おばちゃんを一人にしちゃ駄目だと思って。それで何度かおっちゃんとおばちゃんの家に泊まりに行った。
それで何やかんやあって、しばらくたって、オレはおばちゃんを抱いた。抱かれた、という方が正しいだろうか。
真っ白い肌、手で掴みきれない乳。熱い舌。
はじめてみた、おばちゃんの女の顔。
暑くなってくると思い出す。