向こうが息を整えながら「おはようございます」と笑顔で言ってきた。それでようやく、近所の飲み屋の女将さんと気付いたんだ。
女将はオレよりデカく、むっちりと健康的に全身に肉がついていて、それがジャージなんて履いてるもんだから、腰から尻のあたりは、ちょっと卑猥と言いたくなるくらいだった。胸は尻に比べれば小ぶりで、それでも90近くあるんじゃないだろうか。
まあともかく、たまには一緒に走ったり、公園のベンチに腰掛けて、女将の他愛無い愚痴を聞いたりするようになった。どたどただった女将の走りも、次第にサマになってきたもんだ。
ある時、朝っぱらから雷が鳴り始めた。それで二人で公園の休憩所で雨宿りしてたんだが、女将は雷が鳴るたびぎゅっと身を縮めていた。つい、オレは女将に抱きついてしまった。
女将はちょっとびっくりしてたが、子供のイタズラを嗜めるような顔で、こりゃ怒ってないな、と分かった。
それで、オレは女将の顔を、長い舌を伸ばしてペロペロと舐めまわした。