先読み作戦指令室=ペプチドリーム:そーせい型のダイナミックな上昇の可能性も
 ペプチドリーム<4587.T>に注目したい。

 特殊ペプチド創薬のバイオベンチャー。国内製薬企業4社、海外製薬企業10社と創薬共同研究開発契約を締結しているが
、2月5日に「塩野義製薬<4507.T>と複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬研究開発契約を締結した」と発表、
共同研究開発製薬企業が1社増加した。

 16年6月期単体の営業利益は13億800万円(前期比5.9%減)、純利益は8億3500万円(同16.8%減)の見通しと
減益予想ながら赤字企業が多いバイオベンチャーのなかでも着実に収益を上げていることは評価できよう。しかも、
15年12月中間期(7−12月)は新規の共同研究開発契約の増加からそれぞれ3億6700万円(前年同期1400万円の赤字)、
2億4600万円(前年同期比5.2倍)と好調に推移している。

 株価は2月2日に4135円戻り高値を付けたあとに下落したものの、同月12日に3415円まで押してから底入れ反転、
16年1月4日に付けた4170円の昨年来高値を抜いてくると、青天井圏に突入、
同じバイオベンチャーのそーせいグループ<4565.T>のようなダイナミックな上昇相場に入る可能性も出てくる。