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サイバー防犯ボランティアの大学生 北河佑樹さん(19)

昨年7月に愛知県警から「サイバー防犯ボランティア」に委託され、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上に
あふれる有害な書き込みに目を光らせてきた。援助交際の募集や、児童ポルノ画像などの投稿を見つけ、関係機関に通報。
書き込みの削除やアカウントの凍結につなげた。女子中学生や女子高校生による書き込みも目立ち、「すごく危険。
一時の感情に流されないでほしい」と訴える。

ボランティアには県内7大学の148人が参加し、通報件数は今年3月末までで計8841件に上った。北河さんは
このうち、メンバーの中で最多となる1249件を通報し、県警から感謝状も贈呈された。

なんとなく始めたサイバーパトロールだが、不適切な書き込みの多さに驚いた。「こうした書き込みで被害に遭う人が
いるなら、きちんとパトロールしないといけない」。毎日、寝る前に最低10件の通報を自分に課したという。

有害な書き込みには隠語が使われることが多い。援助交際の募集の書き込みには「円光」「援」などの単語が
使われるパターンに気付いた。さまざまなパターンで検索し、危険な書き込みを幅広く見つけ出した。

少女らの書き込みを見ていると「どんな相手が来るかも分からないのに、簡単に会う約束をしてしまって大丈夫なのだろうか」
と心配になる。通報したアカウントが凍結されていると、ほっとした。海外で働く父に県警から贈られた感謝状を
見せると、「よく頑張ったな」と褒められた。
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https://mainichi.jp/articles/20170717/k00/00e/040/146000c