>>105
 ナギが話を聞きに行った年上は「ナギもやりたくなってきたか?」「ナギなら乳牛にぽをたっぷりかわいがってもらえるぞ」「その前に俺がかわいがってやってもいいぞ」「俺も乳牛よりナギの桃尻かわいがりたいよ」
などとさんざんナギを冷やかしたが、本音ではみな、ナギはあにぃのことが気がかりで仕方が無いのだな、とわかっていて微笑ましく思い、「かわいいもんだなぁ」「稚児の純情たまらんね」「アニも罪作りだね」などと噂しあった。
 
 良血乳牛が可愛いとは限らないし、できることの制約もあるので、良血に種付けするのはさほど面白いものではない、一般の乳牛のほうが面白いことが多い、と言う者が多かった。しかし、あにぃの相手をする乳牛は良血に限られることは間違いがない。良血は数が少ないので、ナギは、おぼこ以外の全部の良血の情報を集めることができた。

 あにぃの弱点はbtkだ。会話も知力も失い、生殖に特化した乳牛の本能の力を舐めてはいけない。指を器用に動かせる5本指の乳牛は特に危険だ。あいつらはあにぃに何をしてくるかわからない、とナギは思う。
 ナギは警戒する乳牛を、シチとサダに決めた。どちらも5本指で床上手だと聞いたから。
   
 俺もやろうと思えばもう一般乳牛の厩舎でやれるんだな、やってみて乳牛というものの本性を知りたい、とナギは思うが、乳牛の厩舎などに行ったりしたらあにぃに酷く叱られるだろうな、とも思う。