>>29
あにぃは思い直したように身体を離し、
「びっくりして俺のぽが立っちまったぞ」と笑い、「それより、お前の身体ももっと覚えておきたいんだ」と言う。
俺は川原の大きな石の上に置かれ、あにぃにゆっくり点検される。あにぃは片手で俺の両手首を掴んで上げ脇の下を眺め、片手で片脚を掴んで拡げて股の間を眺め、「まだつるつるだな」と笑ってそのままじっと眺めている。
あにぃにじっと見られていると、ぽがふやけて重くなってくる。息が上がり、しゃくり上げるような感じになって、俺は口をぱくぱくさせた。今、俺はきっとさっきの魚のようにぴくぴくぷるぷるしているんだろう、と思う。

「白いのは出るようになったのか?」とあにぃは訊ねる。
戦に出る前に、俺はあにぃから、ぽを大きくするのと、白いのを出す方法を教えてもらっていた。
お前をかわいいと思いすぎて変な気持ちになった時、こうやって白いのを出すと変な気持ちがおさまるんだ、と言って、あにぃは自分で自分のぽをしごいて、白いのを出してみせてくれた。
俺も真似して自分でやってみて、白いのは出なかったけれど、気持ちよくなってぴくぴくした後、気持ちがおさまるのがわかった。

「まだ出てこないよ」うわずった声で俺は答える。
「そうか。でももうすぐお前もびゅんびゅん飛ばすようになるから。そうしたら俺と一緒に戦に行けるようになる」とあにぃは言う。