>>32
 「わかった」
と言って、あにぃは俺を抱き上げ、二つ折りにして肩に乗せた。
 「もっとゆっくりお前を見ておきたかったのに、お前のせいで、ぽがまた硬くなっちまってダメだ。そろそろ小屋に帰ろう」とあにぃは言う。

 あにぃはそのまま俺の尻をぽんぽんと太鼓代わりに軽く叩き、あにぃの自作の変な「ウサギの歌」を口ずさみながら、小屋に向かって歩き出す。12/16拍子だ。
 ♪おまえは 狩られた 白ウサギ〜♪ 脚を たばねて 吊される〜♪
 だんたた・たんたた・ひゅんたた♪ だんたた・たんたた・ひゅんたた♪

 ウサギみたいに俺をぴょんぴょん跳ねさせたくて、あにぃは俺の股の間に手を入れて悪戯をする。俺が声をあげそうになると、「シーーッ誰か来る」と俺を脅して制止し、すぐまた悪戯を始め、「お前のぽもずいぶん膨れるようになったなあ」などと俺をからかう。
 声を出せないウサギは足をばたつかせ、狩人の尻をぴしゃぴしゃ叩いて暴れる。

 小屋に着く頃、尻を叩かれたウサギは、すっかり出来上がったやわらかい肉になっている。