>>73
 俺が同年齢のヤツらと練習する格闘技でも、相手はこんなに簡単に翻弄されてはくれないのに、あにぃはなんとたやすく俺の手の内で、俺に嬲られてしまうのだろう。
 俺があにぃの身体に触れ、離れるたびに、あにぃの身体は、俺の思い通りに曲がり、よじられる。3つ星と天の川がこんなによじれたら、きっと宇宙は大変なことになるだろう、と、両胸を突き出し、熱いbtkを俺に晒して泣くあにぃの身体を見下ろして、俺は思う。

 気がつくと俺は頬を緩めていやらしく笑っていた。
 今、俺は、いつもあにぃが俺を弄る時のような、獣のような血走った目をしているんだろうと思う。あにぃの白い綺麗な身体がたわむのはとても美しいのに、あにぃが美しくなればなるほど、俺は興奮し、意地悪になり、キモくなっていく。
 魔物が来ていると思う。でも、魔物が来ているのに、興奮しているのに、俺はとても冷静だ。あにぃが乱れれば乱れるほど、俺は冷静にあにぃを観察している。
 
 魔物が俺に、そろそろ潮時だ、btkを吸ってやれ、と教えた。
 俺があにぃのbtkに吸い付くと、あにぃは悲鳴に近い声で鳴き、
「あぁナギ・・ナギ・・ナギ・・」と言って、俺の頭を抱き、目を開けて、潤んだ目で俺を見た。あにぃの目は俺を見てはいるが視覚は虚ろだ。あにぃの目は、俺を見るためでは無く、俺に快楽の深さを訴えるために開かれているんだなと思う。
「あにぃ、わかるよ、よくわかるよ」
俺はあにぃの目の訴えに言葉で答える。

 あにぃはほんとうに俺の玩具になってしまったんだな。そう思うと、自分が万能の存在になったような気がする。あにぃに弄られているときの俺も、きっと同じようにあにぃの玩具のようなんだろう。そしてその時はあにぃが万能なんだろう。
 でもたぶん俺よりもあにぃのほうが乱れる度合いが大きいような気がする。身体が成熟している大人のほうが、乱れるときのマグマが大きいのかも知れない。

 俺は熟れきったぶどうのようになってしまったあにぃのbtkを舌で転がし、指でもころころ転がした。あにぃは「あぁ〜〜、いい〜、あぁ、いい」と自分の快感を俺に訴えるように鳴き、俺を見て涙を流す。
 「かわいいよ、あにぃ、今、すごくかわいい」
今のあにぃは、俺の胸がつぶれてしまうほどかわいい。と俺は思った。