ハツはアニを一目見るなり、恥じらうように身を固くしうつむく。集落に連れてこられた日にアニに会って以来、ハツはずっとアニを待ち侘びていたのかも知れない。
アニの反応は実におおらかなものだった。アニは自分の黒い肩布を脱ぐと、ハツの上半身に掛け、気の利いた器かなにかを愛でるようにじっと眺める。
「ハツは丸裸よりも、こうしたほうが綺麗だよ」とアニが言うと、アニが掛けた黒布が四つ這いの自分の尻を強調しているのに気付き、ハツはかえって恥じらい、身を固くする。
アニはハツの身体の下にするっと潜り込み、身体中をくまなく点検していった。
「聞いていたとおり確かに2つ乳だ。張りがあって柔らかいものだな。馬にも犬にもこういうのは居ない。皆から聞いていたとおり乳牛は優雅な動物だね」
前側をひととおり探り終わると、アニは後ろに回ってハツの尻から背筋の中央を通る背中の線をたどって見る。
「綺麗な背中をしているな」と言い、尻を軽く持ち上げ、割って覗いてみる。
「肌馬と同じなのか?こっちのほうの穴に入れれば良いんだろう?」
シンも近寄って来て確認する。
「ああ、そっちで間違い無い。濡れているからもう入れられる。ハツは初めてで痛がるかも知れないから、優しく時間をかけて入れてやれ。終わった後は血が出ると思うが、おぼこはそういうものなので、驚かなくてもいい」
「ありがとう。位置がわかったらもう大丈夫だ。ずっと見られてるのもハツは恥ずかしいだろう。母屋で待っていてくれ。終わったら呼ぶ」
ハツの身体はすでにアニを待ちわびる風情であるし、アニのぽが腰布の下で勃起しているのもわかった。大丈夫そうだな、と顔を見合わせて頷き、トンとシンは、離れから退出し母屋で待つことにした。