昨日レポの対価にftnrを所望されたので本当に書いてきた
全てのレポに!感謝を込めて!


一人用のベッドの上で二人の荒い吐息が混ざり合う。
今宵は満月。暗い部屋の中に月光が差し込み、美しい銀髪のシルエットが浮かび上がっている。
「あっ……あ、ああっ……!」
「はぁっ、はぁ……」
満月が近付けば近付くほど楓ちゃんが激しくなると気が付いたのはいつの頃だっただろう。
いつもならたくさん話しかけて、頭や身体を優しく撫でながら行為に及ぶのに、
今は両手を私の顔の横について一心不乱に腰を動かしている。
月が照らす薄明かりの中、楓ちゃんのぎらついた瞳がこちらをじっと見つめているのが分かる。
浅い息を吐く口元には牙でもあるのではないかと思うほどその姿はまるで獣のよう。
下腹部に感じる鈍い圧迫。恥ずかしくて本人には言えないけれど、こうした行為も嫌いではなかった。
誰にでも優しく、気遣いのできる彼女が私にだけ見せる劣情。
容赦なくぶつけられる熱を嬉しく思う私はやはり重い女なのかもしれない。
「あ……んん……っ……」
「ん……」
腰と背中に腕が回され、ほとんど力の入らなくなった上体を起こされる。
あぐらを掻いた膝の上に乗る体勢となり、より深くなる下腹部の圧迫感。
ぐっと腰を引き寄せられ、間近で視線が絡み合う。
窓から入る月の光が当たったことで鮮明になる端正な顔立ち。
普段より深い色をした瞳。浅く熱い息が絶えず吐かれる唇。月光を吸い込んだように輝く銀の髪。
畏怖すら覚えるその美しさに、背筋がぞくりと震える。
瞬間、紫の瞳が獲物に狙いを定めるかのごとく細められ、噛みつくようなキスをされた。
後頭部と腰に回った腕で抑えられて身じろぎすらも許されない。
奪われつつあった思考力がさらに失われていく。
それならせめてと、力の入らない腕で目の前の愛おしくてたまらない身体を抱き寄せた。