「な、何すんの。やめてや美兎ちゃん」
「ふへへ。楓ちゃん、違うよ。『美兎お姉ちゃん』でしょ……?」
楓ちゃんが縮んでしまった。しかも男子。つまりショタ。
女神に『楓ちゃんに生やして!』と願ったのは確かに私だ。でも、ここまでは依頼していないはず。
良くわからんが幸運に感謝して、楓ちゃんが精魂尽きるまで堪能させてもらうことにした。

「大変ですね。どんなことになってるの? 見せてください」我ながら白々しい。
「あっ……美兎ちゃん、見ちゃだめ、今はホントにダメなの」
「……ほぉーん、これはこれは」
前に生やしたときより随分小さいサイズの女神棒が、お腹にぴったりくっつくほど反り返っている。
まだ触れてもいないのに、ぴくん、ぴくんと波打って。さすが少年、お盛んですなあ。
「あらあらー、楓ちゃん。どうしたのこれ」
「う、ううっ、美兎ちゃんがくっつくからやろ……これ、自分ではどうにもできんのよ。あと母ノやめぇ」
「わたしが悪かったのねぇ……それなら任せて、きちんと責任とるから」
「へっ、美兎ちゃん、何を」
腕力が低下した彼女を押し倒すのなんて、クモの巣を払うより簡単だった。
そのままの勢いで、ハーフパンツごと彼女(?)の下着をずり下ろす。
「や、やめっ、美兎ちゃ」問答無用。言い終わる前に口へ含む。
厳密には私が我慢できなかったからだけど。楓ちゃんの楓ちゃんたる女神棒の形は先細っていて、皮を被っていて。
見た目にマスコットキャラみたいで可愛かったのだ。以前の巨大で凶悪な、私の顎を外したグロ怪獣とは大違い。
「ひゃんと、ひょり、ひひゃいまひょうね」(ちゃんと処理しちゃいましょうね)
「〜っ、咥えたまま喋らんといてぇ……」
おお、めっちゃ効いてる。さすが少年、性の芽生えは色々と敏感なのか。
やめてやめてと言いながら、全然拒絶しないのも彼女らしい。ぶっちゃけ駄々漏れなんですよね、欲が。

皮をめくって、中のピンクへ優しく舌を這わせる。うわあ。蒸れてる蒸れてる。
「んゃあああっ、こしがしびれる、だめだめだめっ」
彼女は膝から崩れ落ちて女の子座りに。これもまた新しい反応、ええぞええぞ。お構いなしに口技は続けます。
お次は咥え込み。舌を裏筋に押し付けるのを忘れないようにして、ぬるぬると往復。前の時はこれが効いたっけ。
「あっあっあっ、みとちゃ、それだめ、だめっ、あっ」

――びゅるぅっ、びゅっ、びゅっ。

甘苦っが。ものの数分で楓ちゃんは果ててしまった。これまでで一番の最短記録。
うつむいて、顔を真っ赤に紅潮させて、ひゅーひゅーと息を切らせて。
そんな楓ちゃんを見ると、満足感と同時に加虐心がふつふつと沸いてくる。
「あらぁ、まだ収まらないのね楓ちゃん」
「う……ふぇ……美兎ちゃん、どうしよ、前と違って全然縮んでくれんよ……」
心もショタ化しつつあるのだろうか、あざといほどの可愛い泣き顔で私にすがり付く楓ちゃん。
うん、理性のネジが吹っ飛んだ。もしくは最初から存在しなかった。
私自身の下半身に引っ付いていた、邪魔くさい布切れ達を引きちぎるように脱ぎ捨てて。
「わかりました。それじゃ、何より気持ちいい『ここ』使ってみます?」
「え、えっ、でも」
少しだけ角度を落としていた楓ちゃんの女神棒が、再びお腹へぴたんとくっつく。
おちんちんって、だいぶ楓ちゃんより正直だよね。かわいいかわいい。
「楓ちゃんが嫌がらなければ、このままシちゃいますよ……」
ぴと、ぬるぬるぬる。私のお腹の入口に、楓ちゃんの楓ちゃんを擦り付けて。
「んっ、んううぅ」
「その反応はオーケー、ってことでいいですね」
足首の力を抜いて腰を落とそうとした、その時。
「美兎お姉ちゃん……初めてはキスしながらじゃなきゃ嫌だよぉ……」
ぐっは。やるじゃないですか、肉体は実質童貞さんのくせに。いいでしょう、その寸劇に乗ってあげましょう。
「それなら目を閉じて、お姉ちゃんに可愛いお顔をしっかり見せてくださいね……?」
「……ん、んむっ」
紅潮した頬、強く閉じられたまぶた、震える唇。普段もそうだけど、楓ちゃんはどこま演技かいまいち分からんな。
あまりに可愛いキス顔に我慢できず、迷わず(今回の)ファーストキスをいただいて。
このまま腰をゆっくり下ろそう、楓ちゃんの童貞は私のものだ。やめてって懇願してきても攻め続けてやろう。

その後、楓少年の『無限の性欲と持久力』に惨敗する運命も知らずに。
可愛い少年の頬を撫でながら、私は呑気な思いを馳せていたのだった。