0568名前はまだにゃい
2018/11/11(日) 03:49:21.88ID:LQESzjKl0彼女が帰って早数日。
会う直前や会ってる最中は少しも感じなかったのに、今は寂しさが私の心を覆ったように感じる。
ここのところ私自身も忙しかったが、最近は彼女の方も案件が増えてきたみたいだ。
それはもちろん、いいことではある。
ただ、やはりお互いが多忙だと2人の時間というものが中々作りづらいもので、一日の終わりに電話をするのが精一杯だ。
彼女が東京に来れば、何とか会うことが出来るだろうし逆に私が関西に行けば合間を縫って彼女に会えるのだが…。
今回彼女は関西よりさらに西の方へと行ってしまった。
東京とは正反対の方向だ。
その日に生放送を見れば彼女の顔が見れて声も聴けるだろう。
でも、それは決して私に向けているものではない。
そんなひねくれた考えをして、そんな自分に対して乾いた笑いが出てしまう。
(この前会ったときも2人っきりじゃなかったしなぁ…)なんて思いながらベッドに寝そべりスマートフォンに手を伸ばす。
ネットの海をぼーっとしながら眺めていると彼女の歌声に映像が付いたものが目に入った。
再生してみると、改めて(彼女の声が好きだなぁ)なんてことを思う。
再生し終わって、またしばらくぼーっと液晶画面を眺めると、何となく自分にある膨らみに手を置く。
何となくだ、本当に何となく。
手で覆われた部分を揉んでやるとだんだんその気になってきてしまう。
はぁ…と息が漏れる。
スイッチが入り始めたのか自分の着ている服の内側に手をやる。
目を閉じて自分の大好きなあの人を思い浮かべる。
彼女に触られていると思おうとするとどんどん切なくなってくる。
下着の内側にある突起を指で刺激する。
「あっ…」なんて声に出てしまい『気持ちいい?』なんて言葉が彼女の声で再生される。
こくりと頷くと指は少し力を強めてさらに刺激を加えてくる。
瞼の裏で彼女は少し色っぽい笑みを浮かべながら『美兎ちゃんかわいいよ…もっと気持ちよくなってもいいよ…?』なんて言ってくれる。
「ん…あっ…」
声が出てしまい恥ずかしくなってしまう。
程よく揉んだり摘んだりを繰り返される中、もう片方の手が私の下半身に触れる。
『美兎ちゃん自分で触ってみてわかる?ほらここ…濡れてるで?』
「あっ…はぁ…」
下半身の、私の大事なところに触れた手は焦らすように、それでいてわざとらしくぴちゃっ…という音を立てながら私のそこを愛でる。
呼吸がどんどん荒くなっていく。
『こんなになってるなら…もういいよね…?』
指が一本が私のナカに入ってくる。
「〜っ!!」
指が出たり入ったりを繰り返す。
『美兎ちゃん…すごいえっちだね…でもすごく可愛いよ…』
「あっ…だめ…!」
指の出入りがどんどん激しさを増す。
『いつでもイッていいからね…?』
「はぁ…んぁっ…!」
彼女に犯されているようなこの感じがたまらなくて、頭が飛びそうになって…。
『ねえ美兎ちゃん…私の名前呼んで…?』
今すぐにでも果てそうだというときにそんな言葉が聞こえて…。
「か…楓ちゃ…楓ちゃん!楓ちゃん!イクッ!楓ちゃっ!あっ!」
彼女の名前を呼びながら絶頂を迎えた。
◆
頭の中が真っ白になり冷静になると、何とも言えない気持ちが押し寄せる。
自分ってこんなにエロかったのかとか、彼女の声が好きだなんて思った直後にその彼女の声を妄想して気持ちよくなってしまったこととか…。
ああ、これが賢者タイムってやつかなんて一人で納得する。
彼女に知られたら何と言われるかと思いながら(まあ絶対に言いませんけど)なんて考える。
…彼女の配信までまだ時間はある。
その間にお風呂に入っておこう。
このままだと少々不快感があるし…。
(今日は電話出来そうにないかな…)と思いながら、そのまま私はお風呂場へと向かった。