0860名前はまだにゃい
2019/01/15(火) 03:16:24.78ID:eT3Xh+PD0「お、お邪魔しま〜す…」
「ただいまー」
表札に樋口と書かれた家。そう、ここは樋口楓ちゃんのお家だ。
「そんな緊張せんでいいのに」
楓ちゃんは呑気な面でそう言う。あ~こっちの気持ちも考えろ。
緊張しないわけがないのだ。人生の一大イベントと言える。
「ほら、早く靴脱いで上がって」
靴を揃えて立ち上がったら、腕を掴まれてそのまま部屋の前まで連れてこられた。
あぁ〜…なんか込み上げてきそう。心臓が痛い。
楓ちゃんもそれなりに緊張していたのか、一呼吸ついて口にした。
「お父さん、お母さん。美兎ちゃん連れてきたよ」
「めっちゃ緊張したわ…」
ご両親とご対面してからは、想像よりも話が早く進んだ。
たぶん楓ちゃんが既に話をつけてくれてたんだろう。
楓ちゃんのご両親は交際を認めてくれた。というかむしろ歓迎してくれていた。
楓ちゃんとご両親と食事を済ませて、今は楓ちゃんの部屋に一人。楓ちゃんはお風呂に入ってるから当分上がってこない。
ほんとは一緒に入りたかったんだけど、ご両親の目があるのでやめておいた。楓ちゃんが恥ずかしがってるのもあるんだけどね。
彼女の部屋に一人。 やることは一つ。
(アレな本探しですよ!)
楓ちゃんだってお年頃なんだから、えちちな本の1冊や2冊は持ってるだろう。
自分の部屋なんだから厳重ではないだろうし、多分すぐ見つかる。
…と、思っていたが。そう甘くはなかった。
漫画とかでよくあるベッドの下だとか、押入れの中には何もなかった。
あとは壁にかかってる存在感がありまくりのでけえ鏡に賭けるしかない。
ゲームみたいに後ろに隠し部屋があるパターンを想像しながら、万一にも割れないよう
そっと鏡をひっぺがした。
あった。まさかのあった。こんなことってほんとにあるん?
暗い室内にちょっとしゃがんで入る。電気のスイッチがあった。
(パチッ)
……
楓ちゃん、今日はちょっとおかしな愛で溢れた部屋でみとかえっちができそうですよ?
期待しててね♡
ID変わってるけど>>475です
処女作ですm(__)m勢いで書いてしまいましたごめんなさい
お目汚しなのでNGしてください…ごめんね