今だってそうだ。楓ちゃんはわたくしのぉm…中に指を挿し入れて動かないまま、こちらをじっと見つめてニヤニヤしている。
「どしたん?みとちゃん?」
「いやわかるでしょ…」
「何も言わないしわからんよ、みとちゃんは辛い時は辛いってちゃんという子やから。」
「うえぇ…?」
後ろから抱きかかえられているから、フィジカル面の不利だけでなく、体勢的にも楓ちゃんの思うがままだ。
「みとちゃんかわいい…」
「うぅ〜〜〜〜…」
耳元で低い声で囁いてくるのはズルい。嬉しくて体の奥が熱くなって、つい反応してしまう。
「みとちゃんのナカ動いた?えっちやね…」
「誰のせいだよぉ…うぅ…」
「腰まで動かし始めてる、みとちゃんが勝手に動いてるだけやん?」
「だってだってだってぇ…!」
普段はそんなことしないのに、その、あれ、えっち…する時は体も心も完璧に主導権を取られてしまう。
「楓ちゃあん…やだよぅ…足りないよぉ…指動かしてよぉ…やだぁ…」
楓ちゃんは一言すごい小声で「やっば…」なんて言って呑み込んだあと、すかさず攻めに切り替える。
「よく言えたねぇ〜!そっかぁ、気持ちよくなれんかったんかぁ〜!じゃあちゃんと言えたご褒美あげんとなぁ〜♥」
「ぇはぁっ♥」
ちなみにこの後絶頂しそうになるたび寸止めされるのを少なくとも10回は繰り返されて、わたくしそれ以降の記憶がない…
起きたら楓ちゃんに「ゴメン!流石にやりすぎた!」って言われたし、ベッドは一面びしょびしょだし一体何があったんだ…