「好きやよ」
「すごく?」
「すごく」
「わたくしはそこそこ好きです。うれしいですか?」
「うれしい」
「わたくしのこと一番好きですか?」
「一番好き」
「わたくしは多分五番目くらいですね。うれしいですか?」
「うれしい」
「もし、もしですよ?もし仮にわたくしが楓ちゃんのことを一番好きだったら付き合いたいと思いますか?」
「思わない」
「どうして?」
「今は時期じゃないと思う。お互いにとって」
「もし私が一番好きだと言っていたら振られていたのでしょうか?」
「せやね」
「……。わたくしは一番好きではないので関係ありませんが」
「せやね」
「わたくしが一番好きでなくても楓ちゃんはわたくしが一番好きですか?」
「一番好き」
「ずっと?」
「ずっと」
「好きって言って」
「好き」
「もっと」
「好き」
「わたくしも……そこそこ……好きです」
「みとちゃん」
「はい」
「大丈夫だよ」
「なにがですか?」
「私もみとちゃんもみとちゃんが私のことをそこそこ好きで、五番目に好きだってことわかってるから」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫」
「勘違いしませんか?」
「しないよ」
「好き」
「好き」
「好きなんです」
「私も好き」
「すき。すき。すきなんです。ほんとに。ずっと。ずっと」
「うん」
「いつか」
「いつかね」
「うん」
「うん」