ブラームスの声はこんな感じだったのかもしれない


余命半年の少女、音精として生きる 2017/2/28 19:19

難病によりあと1年の命と宣告された14歳の少女が「音精になりたい」という夢をかなえるため、
連日スタジオ収録に臨んでいる。

生まれつき心臓に難病を抱えた彼女は週に2日程度地元の小学校に通っていたが、
それ以外は自宅で静養する日々を送っていた。
そんな彼女が楽しみにしていたのは、「ガールズシンフォニー」というゲームだった。

死んでも自分の大好きなゲームの中で生き続けたい。
そんな彼女が望んだのはガールズシンフォニーの新キャラクター「ヨハンナ・ブラームス」になること。

体の弱っていた彼女が声を収録するのは困難を極めた。
中断につぐ中断、何度もドクターストップがかかった。
しかし少女と運営スタッフはめげず、ついに収録をやり遂げた。

スタジオに自然と沸き起こる小さな拍手の波。
声は枯れ、まるで風邪をひいた声優がしゃべっているような声。
しかしそれを咎めるスタッフはもはやおらず、目に涙を浮かべてGOサインを出した。

半年分の生命力を使い果たしてしまったのだろう。
翌日、音精にあこがれた少女はその声だけをこちらに残し旅立っていった。

来月1日、少女は音精「ヨハンナ・ブラームス」として再び生まれ変わる。