イブキ寝室2おわり

@イブキ 「どうした……? そのように、ぎゅっと抱きついてきて……」
@イブキ 「ふふっ……そうか……キミは、 ベッドの上では少し甘えたがりのようだな……」
@イブキ 「だが、そういうところも愛らしい……」
@イブキ 「……英雄であろうと、弱さを持たなくては、 それは……人ではなくなってしまうからな……」 穏やかな声音が、
俺の耳に優しく触れ、 緩んだ心に甘く、染みこんでいく様だ。 このまま、眠ってしまってもいいのだろうか……。 @イブキ 「ああ、私の腕の中で、眠れ……王子」
@イブキ 「大丈夫……私が、傍にいるから……。 ……何も、心配はいらない……」
@イブキ 「目が覚めたら、キミはまた、 皆の英雄であらねばならないのだ……」
@イブキ 「だから、今だけは……一人の男として、私に甘えるといい」 そう言ってイブキは、俺の唇に短いキスを与えると、
慈愛に満ちた笑みで以て俺の心を包み込むのだった。