奈良時代、平安時代の貴族階級は朝夕2回の食事をしていたが、宮中の下働きには昼に握り飯を支給していた。民間でも激しい労働をする農民、漁民、大工職人などは腹が空くので昼に間炊という間食をすることがあった。

 鎌倉時代になると朝廷をはじめとする公家社会では朝食を済ませた後、午後二時ごろに軽い昼食をして夕食は夜になってから摂るようになった。しかし、武士階級は戦場では別として、普段は一日2食で我慢していた
1日2食が長く続いていたのは飢饉などが多く食料が十分になかったかである。