>>881
もうちょっと踏み込みたいのね、分かった

物質として存在する全ての物質(分子)は多種多様な原子によって構成されてる
原子は陽子と電子に大別されていて、主に電子の数でプラスイオンなりマイナスイオンなりと呼ばれ方が変わる
例えば水は水素原子(1+)イオンが2つと酸素原子(2-)1つがくっついてプラスマイナスゼロの水分子になっているわけだ

質量分析ってのはその分子が持つ特性を利用して、そこら辺のドブの分子や原子全部調べちまおうぜ、って奴

だから別にイオンだからどうとかは無く、ただそれの測定に便利だったのがイオンを利用した検査方法だよって事

一例としてカラムクロマトグラフィーって言う主に水溶性の分子の単離を目的とした分析法があるんだけど、よく使われる充填材のアルミナに試薬を投与することで、アルミナへの吸着度(相互作用)によって充填材の通過する速度が分子毎に違う特性を利用している

因みにこの相互作用ってのも電荷だとか極性だとか色々あるんだけど、質量分析て調べて出てくるなんか縦の山が複数あるグラフみたいなのは、
分子毎の原子にはそれぞれ決められたエネルギーみたいなのが存在していて、それらに局所的な力を与える事で瞬間的に原子由来のイオンが吹っ飛ぶんだけど、
その吹っ飛んだイオンも分子毎の原子で一定なもんで、その吹っ飛んだ距離と数で原子の数はわかるよーって奴