朝日新聞デジタル 7/17(火) 5:23配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00000006-asahi-soci
ゲームにはまるのにはわけがある。
ユーザーが飽きそうになると、制作会社はすかさずゲーム上で特典を与える「イベント」を仕掛ける。
より多くのユーザーにより長く、よりお金を使ってもらう仕組みだ。
バージョンアップし続けるネットゲームに終わりはない。
厚生労働省研究班の2012年度の推計では、ゲームを含むネット依存症の疑いがある中高生は全国に約52万人いるとされる。
日本の業界団体「コンピュータエンターテインメント協会(CESA)」によると、スマホやタブレットを使ってゲームをする人は17年に3514万人で、
13年の1・3倍になった。ゲームはより身近になっている。
世界保健機関(WHO)はゲームのやり過ぎで日常生活に支障をきたす依存症を「ゲーム障害」として疾患と認めたが、
米国のゲーム業界団体「エンターテインメント・ソフトウェア協会」はゲームで依存症になる科学的な証拠は十分でないとしている。
一方、CESAは対応策の検討を始めた。
ただ、富山竜男専務理事は「面白いものをつくって、楽しんでもらうことを理念としている業界。
その結果、ゲーム障害が出てくるとなると、どうしたらいいのか」と悩む。
朝日新聞社