ぼちぼちテクロス分会が、先日申し入れた就業規則改定についての団体交渉を、テクロス社は拒否すると回答しました。
就業規則改定をめぐる交渉を拒否するとは、なんと不誠実な態度でしょう。

回答は下記の通りになります。

貴殿からの2018年7月20日付「団交申入書」に対し、以下のとおり回答します。

1、回答の趣旨 団体交渉の申入れには応じない。

2、回答の理由 貴組合申立てにかかる京労委平成30年(不)第2号テクロス不当労働行為救済申立事件が 京都労働委員会に継続しており、次回期日も決定されている。
ところが、当該申立て内容と本申入れの内容は、いずれも同一当事者間の労働条件に関する事項であり、密接な関連性を有することから、併せて協議することが、統一的な解決に資する。
のみならず、別々に協議すると、重複する論点や関連する論点について矛盾した議論がされる危険があるなど、案件の解決にとって有害である。

理由として「不当労働行為救済申立事件が京都労働委員会に継続」している、ということを主張していますが、当組合が労働委員会に提訴しているのは、K組合員の賞与をめぐるテクロス社の不誠実交渉について、です。
これと、今回の就業規則改定をめぐる交渉要求は、はっきりと論点が異なっています。

単に、団体交渉を拒否するための言い逃れをしていると言わざるをえません。

交渉の場で合意に至った、社内での組合活動についての協定締結を、一方的に先延ばしにする不当労働行為に続き、テクロス社はどれだけ、不当労働行為を積み重ねるのでしょうか?

私たちは、こうしたテクロス社の労働者軽視の姿勢を決して看過できないことを、ここに表明しておきます。

投稿日: 2018年8月1日 9:03 PM