Apple、政府の要請により個人によるギャンブルアプリをApp Storeより追放。無関係のアプリは異議申し立てで復活可能の模様
http://www.gamecast-blog.com/archives/65924288.html

【iOS版】本日8月9日朝、AppStoreにおいてギャンブル性があるアプリの一斉削除が予告なく行われました。
ReRotationもこれに該当したようで、削除する処置を受けました。
今後、公開を再開できるよう対応を行っていきますが、現在の見通しは不透明です。
申し訳ございませんがご了承お願いいたします。
? ReRotation@Android配信中 (@ReRotation) 2018年8月9日


検索広告を導入したり、アフィリエイト終了を発表したりと動きの多い App Store に、さらなる混乱がもたらされている。
8月9日朝方より、App Store でギャンブル要素があるアプリのうち、個人開発の物を中心にアプリ一斉削除が行われたのだ。
これはカジノ・カードカテゴリにあるもの(特にスロットや麻雀、競馬など現実の賭博と結びつきが強いもの)、レーティングでギャンブルとあるものなど、多くのゲームアプリに影響を及ぼしているようだ。
(当初、ガチャなどと書いておりましたが、情報を集めた結果、レーティングや見た目の方が重要だったようなので訂正いたしました)

複数の開発者から寄せられ、一致した情報によると、
「違法なオンラインギャンブルアプリへの対処を求める政府の要請により、Appleが個人によるギャンブルアプリ」を許可しなくなったとのこと。
ギャンブルアプリを配信する場合、今後は Apple に登録された法人であることが最低条件となる。今回は、それに合致しない個人でカジノカテゴリに登録しているアプリなどが削除されているようだ。

要請を行った政府の具体は不明だが、これに先立つ8月2日、Apple はノルウェーの賭博委員会の要請に応じてライセンスのないカジノアプリを削除している。
カジノ法案に絡んだ日本政府の要請という可能性もあるが、ノルウェーが発端なのかもしれない。
(Norway gets Apple to purge gambling)

なお、上記に該当しない「巻き添え削除」をうけた場合は、開発者による異議申し立て申請によって App Store にアプリが戻る例が確認されている。
もし、この記事を見ているあなたが開発者であれば、App Review - サポート - Apple Developerを参照して異議申し立てを行うのが良いだろう。