2019年3月28日 6時0分 文春オンライン
http://news.livedoor.com/article/detail/16227876/

アニメ制作会社「ユーフォーテーブル有限会社(以下、ユーフォーテーブル)」に脱税疑惑が持ち上がり、
3月12日、東京国税局による“ガサ入れ調査”が行われたことが「週刊文春デジタル」の取材でわかった。

「ガサ入れの当日、午前10時頃に高円寺の社屋1階にあるカフェや徳島のカフェ、そしてアニメ制作を行っている下井草の東京スタジオにも国税の捜査員が入りました。
高円寺には30人もの捜査員が入った」(ユーフォーテーブル関係者)

(中略)

同社はアニメ関連グッズの販売などを手掛けているが、在庫数や販売数の管理は杜撰で、
いくつかの店舗では、売り上げた現金を会社の銀行口座に入金するのではなく、社長自らが現金の束を回収するという悪質な所得隠しとも考えられる会計処理をしていた。

元国税調査官の松嶋洋税理士が解説する。

「仮に売り上げが30億円で、半分の15億円の所得を隠していた場合、追徴課税は加算税や延滞税、そして消費税なども含めると同額超になる可能性もあるでしょう。
今後1年くらいかけて調査が続けられると思いますが、起訴、逮捕の可能性も十分に考えられます」

東京国税局に取材を申し込んだが、「個別の案件には答えられません」と回答。
だが、関係者によれば、近藤氏は当局に対して容疑を認めているという。
ユーフォーテーブルに事実確認を求めると、「近藤の意向が会社の意向ですので、社長に直接聞いて下さい」と答え、
近藤氏にも電話と手紙で取材を申し込んだが、期日までに返答はなかった。