エリザが着用している水着は、
ブランドがspeedo、生地がアクアブレード、カッティングがマーキュライン、だと思われます。
1990年代は、水との摩擦力が「生地>肌」でした。
水着の面積が小さければ小さいほど水との摩擦が減るのでハイレグ競争が起き、
競泳水着史上一番のハイレグがマーキュラインというカッティングです。
エリザ水着をよく見ると、ウロコ模様があります。
これがサメの肌を研究したアクアブレードという生地の特徴です。
この水着の後で、生地の研究が進み、水との摩擦力が「肌>生地」となりました。
つまり、水着の面積が多いほど速いということになり、ご存知のスパッツ型全盛時代に移行してしまいます。
この水着は、現在では新品も中古も出回ることはありません。
生地に使われているポリウレタンは加水分解する性質があり、
新品のままで大切に保管しても、数年で溶けてしまいます。
エリザの水着は、競泳水着マニアの中で失われた伝説の水着として語り継がれています。
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