この手紙をもって
俺のユアゲームズとしての
最後の仕事とする。
まず、僕のオンシジュームを亡命するために、
梨木勇介氏にお願いしたい。
以下に、
フラワーについての愚見を述べる。
フラワーを考える際、第一選択はあくまで
「キャラゲー」という考えは今も変わらない。
しかしながら、
現実にはユーザーの多くがそうであるように、
性能の優劣で競い合ったり、
イラスト、ボイスを調達するだけで
縮小運営にシフトしてゆく事例がしばしば見受けられる。
その場合には、
企画段階から綿密なシナリオと設定が必要となるが、
残念ながら未だ満足のいく
キャラゲーには至っていない。
これからのフラワーの復活は、
綿密な企画立案、じゃぶじゃぶ課金
それと寝室の多様化にかかっている。
俺は、河内がその一翼を担える
数少ないリーダーであると信じている。
能力を持った者には、
それを正しく行使する責務がある。
河内には
フラワーの発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、
元カレ設定やふざけた語尾などが
スプリングガーデンからなくなることを信じている。
ひいては、フラワーを研究した後、
計算されたブラウザゲームとして役立てて欲しい。
サービス終了は活ける師なり。
なお、最後に、社長でありながら、
渋谷のオフィスの賃料を滞納していたことを、
心より恥じる。
新井 勇也