妹が車掌さんと鉄分注入を幸せそうにしているのを見て嬉しそうにする兄、しかしそんな妹を見ていると少しずつ謎の感情が沸き上がってくる。
胸の奥がちくちくし、気づけば車掌のことばかり考えるようになっていた。
自分といるときよりも幸せそうで、気持ち良さそうにしている妹を見て、沸き上がった気持ちの正体は嫉妬と興味だった。
ある日ネピドーはいつものように車掌と夜を共にする。
いつもと違うことをあげるなら、その日は彼女の振りをした彼だったということだ。