痴漢愛好者たちの闇組織『蛮痴漢(ばちかん)』の拠点は爆破された。
だが、『蛮痴漢』は滅びていなかった。痴漢たちは死んでいなかったのだ。
再び蘇った蛮痴漢は、この街で『暴爛痴(あばらんち)』の開催を告げる。
それは、生き残りを賭けた痴漢たちによるバトルロイヤル――
闇に蠢く痴漢たちの影が、蔵部の街を包み込む。
妹・しずくの望みを叶えるため。そして痴漢としての自分の存在を証明するため。
己の中に、熱い血が滾るのを感じながら喜壱は再び、蛮痴漢の触り手として
痴漢たちの戦いの中に身を投じる事を決意する。
研ぎ澄まされる喜壱の『痴漢七十二指法』
だが、彼の前に蛮痴漢の誇る最強痴漢集団『黒ノ衆(くろのす)』
そして、痴漢絶滅を掲げる国際痴漢撲滅機構『イノセンス』の断罪官たちが次々と立ちはだかる。
満員電車に蔓延るは異界異形の痴漢たち。
レンズに痴態を晒すのは淫欲劣情に溢れる女たち。
喜壱の熱い掌が。喜壱のしなやかな指先が。いま再び、その秘められし欲望の扉をこじ開ける。
――箱舟が辿り着く先は、希望か、絶望か、痴漢か。
どこからどう見ても王道的なストーリーだな!