やっぱシナリオに確かな「軸」が存在するのが良いよね
一章では優しさから人を突き放すようになってしまった少女とそれに甘えてしまっていた周りの人間の成長を描いていたし
二章では才能にあふれる友人の隣に居続けた事で失ってしまった自信をその友人に与えてもらって、胸を張って隣にいるための一歩を踏み出す物語
毒みの少ない王道のシナリオがコメディを交えて小気味良く描いていくスタイルは万人に受けるところだと言えるよ
それに首の欠けたヤマタノオロチや原典通り半人半妖の安倍晴明など、設定の扱いが非常にうまい
神・ヒト・アヤカシ、ついでに霊獣と4種の存在をうまく特徴的に描けている一方で、キャラ一人一人がただ創作のキャラであるだけでなく、一人の人間らしい人格を持っているのもポイントが高い
全てのシナリオが手放しで褒められるというわけではないけど、プロット、設定、キャラクターと重要なモノがかなり高い水準でまとまっていることが多いのは紛れもない事実だね
パロディはちょっとウザい事もある