長谷川
没入感を高めるために、アニメーションタッチで描き下ろし、キャラクターの動きなども含めてアート面を統一しています。
キャラクターごとに各イラストレーターさんが描いているため、キャラクターのタッチがバラバラのままだと、物語に集中しにくいと思うんです。
――アニメを観るような感覚で、物語に没入できるわけですね。いまの話ですと、全キャラの立ち絵を長谷川さんが直接監修して描き直したと……?
長谷川
さすがにたいへんでした(笑)。キャラクターの基礎となる“AR”というレアリティがありまして、これは内部で描き下ろして統一感を高めています。
――SSR、SRなどに加えて、アニメーションタッチのARがあるわけですね。
長谷川
基本的にはこのARや、アドベンチャーパートで動いているキャラクターが、シナリオの没入感を高めるためのギミックになっています。
参加メンバーの皆さんのおかげで、シナリオはかなりおもしろいものになっていますので、そこへの没入感をいかに高めるか、アート面でも工夫しています。
――全キャラクターについて描いていくとなると、かなりたいへんかと思いますが……。
長谷川
そこはもう、とことんこだわりたかった部分ですので。ARのイラストはアニメーション部分の原画的な意味もありますし、何よりアニメのようにシナリオを読んでいけるように心がけています。
『ミストトレインガールズ』日日日氏ら実力派作家が担当したシナリオへの没入感に期待! はせPに発進秒読みインタビュー「鉄道の擬人化ゲームじゃないんですよ」_09
https://i.imgur.com/NMuN9jt.png
掛け合いのアニメタッチの立ち絵が、ぱぁっと表情を明るくしながら片手を振り上げて飛び跳ねたりと、めちゃくちゃ動く。フルボイスは当然として、モンスターの立ち絵さえ動くのには恐れ入った。