シャリカ 「もちろん!旅っていいね、こんな楽しいものだと思わなかった」
シャリカ「初めてばかりでいろんなことに面食らったけど、一番びっくりしたのはテーセツの人たちのことかな。
雰囲気が独特というか、なんというか・・・・・・」
「それは確かに。他の国と明らかに雰囲気が違うというか・・・・・・。
テーセツは純潔を美徳としているから、国民性がだいぶ違うのかもな」
「ちなみに・・・・・・シャリカは、『純潔』なのか?」
シャリカ「えっ!?えっと、いやあ・・・・・・その・・・・・・」
俺の言葉に、わかりやすく顔を赤らめるシャリカ。
シャリカ「え、えっと・・・・・・実は・・・・・・ない、んだ、そういう経験。
興味が、ないわけじゃないんだけど・・・・・・」
ちらりとこちらを見るシャリカの瞳には、期待の色が見える。
これは、もしかして・・・・・・。
「じゃあ、俺と経験してみる?」
俺の問いかけに、シャリカは顔を赤くしながら控えめにコクンと頷いた。
その後─────
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天啓パラドクス