ミーリャ「イヤイヤ!お説教はイヤなのです!」
「今度イタズラしたらお仕置きだと言っておいたはずだ」
ミーリャが大人しく説教を聞くはずがない。
縄を取り出して部屋の隅に追い詰める。
窮鼠猫を噛む──ミーリャはとんでもない行動に出た。
「えい!」
服を脱いで素っ裸になったのだ!
ミーリャ「これで縛ったらにーちゃんはヘンタイなのですー!」
「・・・・・・ヘンタイで結構!」
ひるむと思ったのだろうがお生憎様だ。
ミーリャを裸のままグルグル巻きにして、机に縛り付けてやった。

────────────出典『日本名作小話100選』