夏休みの子どもたちが絵本を通して、
男女の性差による偏見をなくすことなどの大切さを考える催しが静岡県掛川市で開かれました。
これは静岡県内のNPOが12日、掛川市内の会場で開き、
地元の小学生と保護者らあわせて15人が集まりました。
この中では静岡県の高校で校長として勤めていた奥山和弘さんが「桃太郎」を女の子にして描いた絵本、
「モモタロー・ノー・リターン」が紙芝居で伝えられました。
親子は桃太郎ならぬ「桃子」がたくさんの村人たちの協力を得て話し合いで
鬼たちと和解するという物語に聞き入り、性差や身体的特徴などによる偏見や差別をなくすことの大切さを学んでいました。
主催した「静岡県男女共同参画センター交流会議」の下位桂子代表理事は
「誰もがいきいきと暮らせる社会の大切さに理解を深めていただければうれしいです」と話していました。