国外脱出するために毎日3,000人以上がパスポートの申請に来ていて、今年のパスポート申請者数はこれまで約29万人と去年の3倍以上になっているという。
スリランカは中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に基づく融資で対外債務が膨張し財政難に陥っていたところに、新型コロナウイルスの感染拡大で観光業が大打撃を受け、輸入に使う外貨が不足。
ロシアのウクライナ侵攻が物価の上昇に追い打ちをかけ、生活に不可欠な物資が輸入できなくなる事態となった。
特に深刻なのが燃料不足だ。
各地のガソリンスタンドの在庫は枯渇し、数キロにも及ぶガソリン待ちの長い車列に並んでも燃料補給出来るかは未知数だという。