独逸は二重の縛りの中にあった。独逸は、賠償金を支払うよりほかなかった。
しかし、何を以って支払えるのか?返済計画通りに支払う為に、独逸政府は、
紙幣を印刷する手段に訴えた。
しかしそれは、予見できるように、インフレを誘発した。一度インフレが始まると、個人の通貨投資家が飛び入り、インフレによって金を稼ごうと、マルクを短期売りした。
これは独逸マルクの価値の急落を招き、インフレスパイラルとなり、直ぐに制御不能に陥った。
猶太人は、独逸の財政と金融市場を完全に支配しており、これら通貨投資家の殆どが猶太人であった。
彼らがこのインフレスパイラルに果たした役割は大々的に公開され、従って独逸の人々にはよく知られていた。
インフレは制御不能となり、最悪の時には、乳母車一杯のマルク紙幣でパン一斤が買えないほどであった。
倹約家で、いつも思慮深く貯蓄していた独逸の中流階級は、このインフレにより広範に被害を被った。
彼らの貯金はただ単に目の前で蒸発したのである。
マルクの価値が余りにも急激に落ちたので、物価は一日に何度も上方修正されるほどだった。
これを補償するため、雇用主は雇用者に一日二回支払いを始めた。
これら、憐れな独逸の人々は、賃金を手に、文字通り見境なく商店に駆け込み、価格が上がる前に何でもよいから価値のあるものを購入した。
どんな商品でも、価値のあるものは當然、時間刻みで値打ちが下がる彼らの手持ちのマルクよりは好ましかった。
この野性的な消費は、独逸に束の間の経済ブームを巻き起こし、直ぐに萎んだ。インフレスパイラルの余りの速度に物価は急速に上がり、人々は稼いだ賃金では充分な食糧さえ買うことが出来なかった。
彼らは、物価の急激な上昇に賃金や給料の支払いが(時間差があり過ぎて)追い付かず、やけくそになって持ち物を売り飛ばしてはやっとのことで自分たちと家族を養うのに充分な食糧を購入した。
質屋は繁盛した。数えきれない家屋、農場、それに商業ビルが銀行に接収された。
外資が扱える者、特にドルが扱える者が独逸中の資産を二束三文で買いあさり始めた。
私営の銀行や質屋はその殆どが猶太人の経営であり、猶太人こそが外資を扱える者であった。結果として猶太人はインフレで裕福になる一方、普通の独逸人はあばら家に住む身分に没落し、多くの場合、餓死した。
ドイツ悪玉論の神話047
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