愛したペリリが子宝に恵まれて
日に日に大きくなってゆくお腹に優しく話しかけるペリリ見て幸せな気持ちになって
男の子かな、女の子かな、なんて話し合ってそれぞれ名前も考えて
生まれてくる子のためにベッドや服やおむつや玩具も買い揃えて
この子が生まれたらこれからは3人家族だね、なんて当たり前のことを口にして
いよいよ生まれるってときに苦しむペリリをただただ応援することしか出来なくて
そうしてやっとのことで生まれた子供なのに
対面したらそれは五体が存在するのかも疑わしい醜い肉塊で
耳障りな産声を上げながら痙攣するように蠢いてて
あまりのことに絶叫して錯乱するペリリを見て
やっぱり人とモンスターが子を成すなんて初めから無理だったんだと悟る