感謝しろ
>>529
その正体はニルヴァーナどころか世界そのものを破壊する諸悪の根源、「大魔王」とも評される最強最悪の戦神「ジゲンセンソウ・サイカ」。
つまり言ってしまえば魔王たちの元締めである「災禍」で、本来は全ての戦神とミナシゴが力を合わせて倒すべき敵とも言える存在。
さらに正確に言えば、彼はこのニルヴァーナがある時空(ユニバース)とは別の時空(ユニバース)から堕ちてきた「敗北した災禍」。
本来はこの時空の存在ではない。
ゲームの舞台であるニルヴァーナに堕ち、元々の時空で自身を討ったミナシゴノユウシャと同一の存在たるジャンヌと出会った彼は……
不倶戴天の宿敵と同一人物であるはずなのに、ジャンヌを深く愛してしまった。
そこから彼はある意味で「狂った」。
ミナシゴを愛し、戦神も愛し、民を愛す心優しき魔王―――黒騎士ダンデライオンへと生まれ変わったのである。
そして彼は自身の同類たる「白星の災禍」を迎え撃つため戦い、一度は破れてしまう。
しかし、傷を癒やし仲間を集め再び立ち上がった彼は、
今度こそ災禍を討ち取りこの世界に平和をもたらすべく進軍を始める。
愛を知った「黒星の災禍」による、「白星の災禍」への逆襲の物語。それがミナシゴノシゴトである。