彼女は六道の名によってニルヴァーナに図顕し、勇者の前に現れた『修羅界』の試練より発生し、
黒キ死ノ災禍の異常――『愛』によって自我を形成した。
闘争のみの境涯である修羅界は生存本能を越えた愛を己の世界に受け入れ、
黒騎士がニルヴァーナにおいて向き合った『闘争《あらゆる愛情》』に染め上げられている。
現在、修羅界は他の六道の試練が見守るミナシゴたちが『挑戦と闘争』を行う意志を育む影響を
サンサン園に与えており、全てを諦めた娘に『立ち向かう意志』を問いかけるだろう。
しかし、それはあくまでもきっかけを見つけやすくするという程度の影響に留められている。
なお、修羅界の試練そのものと向き合う時、ミナシゴは絶望との闘争において、
渇望する未来を超克する『自身の意志』が試される。
善なる三界の中でも、他の試練に対抗する為の力を問いかける修羅界は、地下の牢で生活してはいるものの、
己の試練の影響を抑える封印を施すことにより、自由な外出が認められている。
その為、人生の瞬間的快楽を司る天界より『即落ちチョロアホファザコン脳みそ闘争ぴゅあ界』と称される修羅界は、
今回のサンサン園設立を祝う『聖域夜会』では、愛する黒騎士に『可愛い』と思ってもらうべく、
娘としてなんかいい感じのプレゼントと、素敵な愛娘として『らぶりい』となる闘争へと立ち向かうのであった。