白キ勝利ノ災禍――ダフネの影響を受けて発生した最終決戦の戦場
『ハルマゲドン・エクレシア』によって、究極の勝利の為に用意された
勇者の遺体による創造物『天上の神秘の翡翠《Heavenly Arcane Jade.》』と呼ばれる個体。
無限に広がる可能性宇宙より、あらゆる時間のニルヴァーナより選び抜かれた
1000の勇者の最も素晴らしい部分を繋ぎ合わせて造られた死体であり、その魂魄は、
1000の世界の全人類・全信仰・全幻想が滅ぼされた結果、敗北した世界に存在した
あらゆるミナシゴの『最期』を宿し、災禍という滅び、或いは、『戦争の否定』という
ミナシゴにとっての『最後のシゴト《決意》』を宿す究極の存在として誕生した。
HAJにとって、自己は発生した時からヒトではなく、ミナシゴでもない、
究極の終戦意志として存在する創造物であり、言葉すら用いる意志をもたなかった。
しかし、現在の彼女は右目のみが未完成の『晴天』によって澄み渡っており、
最後に遺された人間らしさが、999の勇者の血と悲劇と憎悪の他に、
彼女自身の意志をその躰に繋ぎ止めている。