終末的な善と悪の戦争や世界の破滅そのものとして存在した戦神。
宇宙のどこかで異界の結末であると同時に、独立した小宇宙とも言える『理想郷』が誕生する度に、
宇宙は『万物の願望』の影響を受けて、法則が狂っていく。
神兵『ルシファー』と戦神『ハルマゲドン』は、理想郷が発生する際の『最終決戦』として理想郷を監視し、
幻想より生み出された人間の願いを切り取って、
独立したものへと昇華させる『枝切り』と呼ばれる儀式を行うことで
宇宙の法則を原初のままに維持していた。
しかし、ハルマゲドンはその性質から、宇宙に誕生した災禍《終末》の影響を強く受ける。
多くの可能性においては、神兵ルシファーと『天使と名付けられた法則』によって、ハルマゲドンは制御されていた。
しかし、ニルヴァーナにおける最初の『ハルマゲドン・モスク』は、
白と黒の災禍の侵入によって死亡した『灰ノ災禍』と同調していたがために、共に存在が失われた。
その後、『白』からは優しく慈悲深い聖母の狂気を持つ勝利者『ハルマゲドン・エクレシア』が発生し、
『黒』からは救済されるべき存在を選び取る盲目の敗北者『ハルマゲドン・シナゴーグ』が発生する。
色を持つ災禍の影響を受けたハルマゲドンは、既にあらゆる天使の力を超えた存在に至っているが、
ひとつのハルマゲドンに対して複数の思想が混在する異常存在と化しており、
あらゆる戦神を超える災禍級の魔王として君臨していた。
なお、災禍と同調するハルマゲドンという戦場は、災禍の遺体から再び誕生することが可能となっており、
『ダフネ』が勝利した多くの災禍の部品には、それぞれのハルマゲドンが胎動している。