東京都心の喧騒が耳に届く中、黒塗りの戦艦ミッドウェーが静かに東京湾に姿を現した。
海上で波間に揺れるその艦影は、まるで未来を象徴するかのように威容を誇っている。
 ミッドウェーの甲板に立つのは、銀髪をなびかせる女性、じゃんゆである。彼女は、見事に内閣総理大臣「確信ノ勇者」になったのだ。
 会見のために甲板に降り立ったじゃんゆは、艦船の艶やかな黒に反射して輝く姿を見せる。
 マスコミが集まり、フラッシュが焚かれる中、彼女は堂々とした態度でマイクの前に立った。
「皆さん、こんにちはゆ。私、じゃんゆです。
この度、内閣総理大臣に就任し、心からの感謝を申し上げます。
今日は、私の信念とともに、特に大切にしているミナシゴノシゴトについてお話ししたいと思いますゆ。」
 彼女の声は力強く、周囲の期待を一身に受け止める。
 では、どのようにこの社会の中で弱い立場の人々を支えていくのか。それは、彼女の過去と深く結びついている。
「私は孤児院で育ちました。孤児院長のパパは、私に愛と勇気を教えてくれました。
彼の教えは、私が困難な時にも揺るがない信念を持つ源となっています。
特に、ミナシゴノシゴトは、私の心の底からの使命です。
すべての子どもたちが温かい家庭で育ち、希望を持って生きられるよう、全力を尽くしますゆ。」
 じゃんゆは、自らの経験を元に、孤児や貧困層への支援の重要性を訴える。
 彼女の言葉には、自身の過去への深い思慕と、未来への揺るぎない決意が込められている。
「この国には、愛されるべき子どもたちがいます。
彼らを支え、未来へ導くために、私たち全員が協力し合わなければなりません。
私の政権では、ミナシゴノシゴトを強化し、支援体制を整備しますゆ。
共に手を取り合い、未来を切り開いていきましょう!」
 熱意あふれるスピーチの中、じゃんゆの心には、孤児院のママ、零式の姿が思い浮かぶ。
 彼女は、厳しくも温かい存在であり、じゃんゆにとっては大切な支えだった。
 その思い出に心が高鳴り、気持ちがさらに強くなる。
 会見が終わり、じゃんゆが甲板に戻ると、零式が近づいてきた。  
 彼女の顔は真剣そのものだ。
「じゃんゆ、あなたの決意は素晴らしいわ。でも、もう少し自分を大切になさい」
と言った瞬間、彼女はじゃんゆのお尻を激しく叩いた。
「にゃあ!」
 じゃんゆは驚きの声を上げ、周囲の記者たちが笑い声を上げる。
 その瞬間、じゃんゆは心の中で思った。
 パパやママ、そしてミナシゴノシゴトを通じて出会った全ての人々への感謝を忘れず、前に進む勇気を持つことを。
 そして、彼女は再び、未来へと舵を取る決意を新たにしたのだった。