野田:いま一度確認ですが、「エッジな人々」という企画ですよね? 私が「ジ」と「チ」を聞き間違えたのかと。

石破:そんな企画で呼ばれたんじゃ、たまったもんじゃない(笑)。しかしこのタイミングで、野田さんとの対談とは……。どんな魂胆なんだろうか。

野田:おそらく実力派で、国民からの人気も高いのに、なかなか総理になれない石破さんと、野党で不遇をかこっている野田の二人をぶつけたら、何か化学反応が起こるのでは? というのが編集部の狙いでしょう。

石破:もう一つ、大きな共通点があるじゃない。我々の世代と言えばやっぱり“キャンディーズ”。そのなかでも、野田さんと私は一番マイナーなミキちゃん好きで一致していて、「同志だ!」って熱くなりましたね。
党は違えども、当選4、5回目あたりから時々お話しするようになったのかな。野田さんが予算委員会で質問されると、言葉の使い方、芯を喰った質問に感銘を受けて、「よかったですよ」とメールを送ることもあった。そこまでの政治家はそういない。

野田:私も石破さんに対しては同じ印象を持っています。国会の議論は喧嘩別れに終わったりすることもあるのですが、石破さんとなら、お互いの主張を展開しながらも国民生活を第一に考えて、
与野党関係なく一致点を見いだす議論ができた。言葉の選び方、議論の展開なども実に勉強になります。

石破:“言葉”といえば、野田さんが国会で行った安倍元総理の追悼演説は素晴らしかった。誰が国会での追悼演説を行うかは自民党内でも議論になりましたが、格も十分で、自分の言葉で語れる人でないといけない。
そう考えた時に、私は野田佳彦を置いてほかにいなかったと思います。
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