ひとりの少女が、緋ひのマントをメロスに捧げたにょ。
メロスは、まごついたにょ。
佳き友は、気をきかせて教えてやったにょ。
「メロス、君は、まっぱだかじゃないかにょ。早くそのマントを着るにょ。この可愛い娘さんは、メロスの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだにょ。」
勇者は、ひどく赤面したにょ。