10年前、メルエルは両親と共に半年ほど、流星市国に住んでいた。
クロトと出会ったのは、大聖堂の日曜に行われているミサに参加した際のこと。
真面目にお祈りをする子供はほとんどいない中、素直にシスターに倣って手を合わせるクロトは、
天使であるメルエルの目にも特別に映った。
それをきっかけにメルエルの方から話しかける。
2人は仲良くなり、毎週日曜日にミサとその後の時間だけ、一緒に遊ぶ友達になった。
メルエルが天界に帰る日、大きくなったら学園へ入学して再会することを約束しあった。
実は、クロトを初めて見た時から一目惚れをしており、片想いし続けている。
直接口には出せないでいるのだが、素直かつ天然である為、周囲にバレバレなくらい好意がだだ洩れ。