https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/169150
ベリャーエフら研究チームはまず、比較的大人しく、か弱い性質を持っているギンギツネを集め、オス30頭・メス100頭で家畜化実験をスタートします。
そして翌1959年に最初の子供たちが生まれました。
生まれた子供たちには定期的に、どのくらい人懐っこくて大人しいかを評価するためのテストを行い、それをもとに3つのグループに分けています。
1つ目はかなり人懐っこくて大人しい性質を持つグループ。
2つ目は人に触られることは嫌がらないものの、それほど人懐っこくはないグループ。
3つ目は人懐っこくもないし、全然なつかないグループです。
さらにチームはそれぞれのグループごとに、同じ性質を持ったキツネ同士で交配を続けました。
このとき、キツネに対して調教などは一切せず、純粋に遺伝的なかけ合わせのみによる変化を観察しています。
加えて、近親交配のしすぎで遺伝子に支障が起きないよう、定期的に他の農場から同じ性質を持つキツネを集めて、それぞれのグループ内に導入しています。
その結果、世代を経るごとに1つ目のグループのキツネたちはますます人懐っこさや従順さを増していき、野生のギンギツネとは大きく異なる穏やかな性質を持ち始めました。
そしてついにキツネたちは中身だけでなく、見た目も大きく変貌させ始めるのです。