0407名無しさん@ピンキー (ワッチョイ)
2025/10/05(日) 12:57:46.630しかも、ネクタイを締めて、書類の束を前にしている。
「おはようございます。今日から私は社長です。」
ぼくは目をこすった。寝ぼけているのかと思ったら、ネコは威風堂々とパソコンの前に座り、パチパチとキーボードを叩き始めた。
「本日の会議の議題は、キャットフードの増産と、昼寝の時間の拡張です。」
会議室にはぼくと冷蔵庫しかいない。
ネコ社長はホワイトボードに「昼寝時間8時間 → 12時間」と大きく書き、満足げに尻尾を振った。
ぼくが言った。「でも、それって…人間の仕事どうなるの?」
ネコ社長はにっこり笑って、耳をぴくぴくさせた。
「人間は寝るか、ネコの指示に従うか、選べます。」
結局ぼくはその日、会議も報告書も提出せず、ネコの昼寝指導を受けることになった。
そして夜、ネコ社長は満足そうに言った。
「明日もよろしく。あ、給料はキャットフードで。」
ぼくはため息をつきながら、ネコ社長の机の下に置かれたキャットフードを見つめた。
…明日もまた、この会社で働くんだな、と。