利夫よ

一昨年の夏、コリーナへの憧れが頂点に達したお前は
身の程知らずにも遂にコリーナに入るべく意を決した……

……(安ラブホの一室で)

「(トントン)」

「(コッ!コリーナだ!)」

お前の興奮と緊張は極限に達していた

扉が開きお前の視界に飛び込んだ長身の白人女性は
お前の顔を見るやいなや、たちまちに表情は歪み
大きく溜息をつくのであった(続)